参りました。。。
今年の受験生で、関東の私大(理工系学部)のみを受験した男子がいた。
〇大で2学部3学科、△大で1学部2学科の全部で5つ。
最後の合格発表の日になっても、彼から結果報告がない。
あ~、やっぱり難しかったか…。
そう思って、彼に恐る恐るメールをした。
「まだ報告がない…ってことは、やっぱり厳しかったということですかね?
もしかして全敗?」
彼からすぐに返信があった。
「明日の午前中、お話しできますか?」と。
はぁ~…やっぱりダメだったか。。。
関東の有名私大は、高校の指定校推薦とかでなければキビシイか。
(ちなみに、うちからは今年もW大の文系・理系それぞれに1人ずつ合格が決まっていた)
翌朝、彼は神妙な顔をして教室へ来た。
入試会場に来るのが遅れたと注意されたが、まだ1分前だし…と思ってムカついたとか、あの問題は難しすぎて無理ゲーじゃね?とか、あれこれと受験での出来事や感想を聞いた。
それで彼が浪人の話をし始めたので、来年に向けての切り替えが大事だとか、予備校選びのポイントや予備校での生活で大事なことなど、1時間くらい話した。
「この1年きっちりと勉強して、また来年、結果報告に来てよ」と席を立とうとした瞬間…
彼が突然「〇大○○学部〇学科不合格、△大△△学部△学科不合格、……、そして最後の△大学△△学部△学科、合格でした~」と言い放ち、大笑いし始めた。
一瞬、「へ?」「何だ?」とか思ったが… やられた…。
そうだ。
彼は「不合格だった」とか「ダメだった」とか「落ちた」とは
一言もメールに書いてなかったし、この場でも言っていない。
というか、この手の手法(相手の「勝手な思い込み」につけこんで人を騙す手法)は
星新一や筒井康隆などのショートショートで散々学んだはずなのに…😅
大笑いする彼を殴ってやろうかと一瞬思ったが、待て待て、41歳も年上のおっさんを手玉に取ったのだ。これはもう、彼に今は脱帽するしかないかと思い、立ち止まった。
しかし、いつか必ずこの借りはきっちり返そうとも思う。
もちろん「倍返し」で😉
おめでとう。(君はよく勉強したよ)
よかったね。
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