卒業生からの電話

3年前の卒業生(男子)から電話があった。

先日、教育実習ではじめて授業をしたらしい。

本人曰く、それが大失敗だったとか。

一応、どんな様子だったのか尋ねてみると


「とにかく、何もかもうまくいかなかった」

「コロナの影響もあって、事前に担当の先生からの指導もなくて、自分であれこれ考えて授業案を作り、実践しようとしたけど、全然ダメだった」と。 


次第に嗚咽が交じり、ついに電話口の向こうで号泣。

ショックだったんだろうな。


まあ、初めて40人近くの子どもたちの前に立って、授業をしたんでしょ? 

最初からうまくいく方が珍しいよ。


それから、「教育は惰性の強い制度だ(内田樹さんの持論)」という話もある。

気にせずに、この経験を次に活かそうや。


そんな話で40分ほど慰め、授業についてもいくつか提案して、やっと落ち着いた様子。



おいおい、大丈夫か?

そんなにナイーブだと「教師」という仕事はキビシイかもよ。

もちろん言葉にはしなかったけれど。

最後にダメ押しであれこれ励まして、電話を切った。

ふぅ。

(補講があったので、あまり話せなくて申し訳なかったなぁ)

網重塾

徳高生とともに大学入試に関わって40年 その知識と経験を伝える英語・数学専門塾 ・1クラスの定員は10人以下の少人数 ・板書を中心とする参加型授業 ・質問大歓迎! 授業中でもそれ以外でも ・高1は徳山高校の教科書・進度に合わせた授業